沿 革
Advanced Medical Imaging研究会(Society of Advanced Medical Imaging; SAMI)は、画像診断が急速に進歩していることを鑑みて、「画像診断技術や全身領域の最新知見に触れ、診療・研究レベルの向上を目指すこと」を目的として2016年に設立されました。この研究会では、超音波、CT、MRI、核医学、IVR、治療、PACS、AIなど全ての放射線医学の技術を包括していることが大きな特徴です。
SAMIには、前身となる研究会が多くあり、長い歴史の上に作られています。前身の研究会はいずれもCTとMRIにフォーカスしたもので、医用デジタル動画像研究会(設立年不明)、日本MR Angiography研究会(1993年設立、全18回開催)、三次元CT・MR研究会(1996年設立、全15回開催)、3T MR研究会(2006年設立、全10回開催)にまで遡ります。2011年に、日本MR Angiography研究会と3T MR研究会が統合されてAdvanced MR研究会になり、代表幹事に杉村和朗(神戸大学)が就任しました。また、医用デジタル動画像研究会と三次元CT・MR研究会が統合されてAdvanced CT研究会になり、代表幹事に片田和広(藤田保健衛生大学)が就任しました。この2つの研究会の合同開催という形で、2011年5月に第1回のAdvanced CT・MR研究会が大阪の千里ライフセンターに於いて1日の日程で行われました。2年目からは軽井沢プリンスホテルに固定で2日間の日程で開催されました。Advanced CT・MR研究会は5年間の期間限定でしたが、その間の当番会長は以下の通りです。
- 2011年
- 中島 康雄(Advanced CT、聖マリアンナ医科大学)
- 杉村 和朗(Advanced MR、神戸大学)
- 2012年
- 森谷 浩史(Advanced CT、大原医療センター)
- 今井 裕 (Advanced MR、東海大学)
- 2013年
- 山下 康行(熊本大学)
- 2014年
- 後閑 武彦(昭和大学)
- 2015年
- 佐久間 肇(三重大学)
この研究会の後継の会を設立するために、代表幹事に陣崎雅弘(慶應義塾大学)と村上卓道(近畿大学、2018年から神戸大学)が指名され、冒頭に記載した通り、CT、MRIに加えて、超音波、核医学、IVR、治療、PACSなど全てのmedical imagingを対象とすることとし、それに伴って会の名称をAdvanced Medical Imaging研究会としました。事務局は慶應義塾大学放射線科学教室に置かれました。交通の便の良い所でという声を反映し、東京と大阪で交互に開催することになりました。
この会では、『各領域研究の進歩』、『機器・ソフトの進歩』、『改訂されたガイドラインの紹介』などのセッションを設け、画像診断に関する包括的な幅広い知識を身につける機会を提供できるようにしました。『各領域研究の進歩』は、各診療科領域の最新の診断(読影)や放射線治療に関する知見を提供するセッションで、全診療科と連携している放射線科医の日常診療において必要な情報という視点から組み入れられました。『機器・ソフトの進歩』は、画像機器・放射線関連医薬品の最新情報を提供するセッションで、放射線領域は他の医療分野と比べて進歩が速く、常に最先端の機器や検査法を取り入れていくことは放射線科医の重要な役割という視点から組み入れられています。ちなみに、スポンサードセッションも企業の新製品を自ら紹介することになっており、ここでも最新機器の情報が入るようになっています。企業からの情報を重視したことはこの会の特色です。更には、日本から発信した論文や総説を紹介するセッションも設け、各領域で最新情報を発信している方が一目で分かるようにしました。全領域の知見は広い視野を養うため、機器や企業の情報は時代のニーズを知って柔軟な対応ができるためであり、広い視野と柔軟な対応力を持った人材の育成に役立つことを目指しています。
幹事・世話人も全領域をカバーできるように全国の施設から60人程度の方々に就任してもらい、ALL JAPANの研究会になっています。6年間の期間限定で、その間の当番会長は以下の通りです。
- 2016年
- 陣崎 雅弘 (慶應義塾大学)
- 2017年
- 村上 卓道 (近畿大学)
- 2018年
- 立石 宇貴秀(東京医科歯科大学)
- 2019年
- 平井 都始子(奈良医科大学)
- 2020年
- 高橋 哲 (高槻病院)
- 2021年
- 根本 建二 (山形大学)
また、2019年にSAMIの分科会として最先端CT研究会を設立し、SAMIの前日に開催しています。これは、超音波、MRI、核医学、IVR、治療、PACS、AIなどはいずれも専門の学会が存在しますが、CTだけは専門に扱う学会や研究会がなかったからです。
なお、2022年より代表幹事に阿部修(東京大学)と粟井和夫(広島大学)が就任し、事務局は東京大学放射線医学講座に置かれています。2022年以降については、開催歴よりご確認頂くことができます。